ウェビナーは開催するだけで成果が上がるわけではありません。
開催後の分析・改善・再設計を重ねることが成果最大化の鍵です。
以下に、効果的なウェビナー運営のための5つのポイントを紹介します。
- マーケティング支援会社に相談する
- 開催日程を複数用意する
- 特典を用意する
- 申し込みフォームの入力項目は最小限に抑える
- 効果測定を行う
順番に見ていきましょう。
ウェビナーの最新トレンドやコンテンツ作成のポイントについては、以下で詳しく解説しています。近年の流れについても確認しておきたい方はあわせてご確認ください。
今こそ見直したい! これからのウェビナーの在り方を紹介
マーケティング支援会社に相談する
ウェビナー開催に不慣れな企業や、社内でリソースを確保できない場合は、マーケティング支援会社への相談がおすすめです。
専門会社に依頼すれば、集客設計から当日の運営や配信、アフターフォローまでを一括で任せられるため、限られた人員でも高品質なウェビナーを実現できます。
さらに、ターゲット層や予算にあわせた最適な集客チャネル(メール、SNS広告、リスト活用など)を提案してもらえる点も大きなメリットです。
依頼先を決める際は、公式サイトでウェビナー開催実績や過去の集客手法を確認し、自社と同業界・類似商材での成功事例がある企業を選ぶと安心です。
また、複数社から見積もりを取得して提案内容や費用感を比較し、成果が見込めるパートナーを選定しましょう。
ITコミュニケーションズでは、BtoBウェビナーの企画・集客・開催までトータルで支援しています。
詳細は以下のリンクから確認できます。まずはお気軽にご相談ください。
イベント/展示会・セミナー/ウェビナーの企画・運営
開催日程を複数用意する
ウェビナーは手軽に参加できる反面、業務都合や時間帯の違いで参加できない層も存在します。
1回のみの開催ではリーチが限定されるため、複数の日程を設定して参加機会を多数設けるのが効果的です。
ただし、繰り返しの開催は担当者の負担が増えるため、録画配信の活用がおすすめです。録画配信なら準備工数を抑えつつ、映像を編集してクオリティを高められます。
一方で、録画配信には「視聴者の温度感がつかみにくい」「商談につながりにくい」といった課題もあります。
そのため、最後の質疑応答だけリアルタイムで実施するハイブリッド型にすると、参加者の関心度を把握しながら営業フォローにスムーズにつなげられるでしょう。
特典を用意する
参加特典を設けると、参加意欲とエンゲージメントが向上します。
たとえば、以下を設定すると効果的です。
- ウェビナー資料のダウンロード
- 無料相談会への招待
- 限定割引クーポン
- 導入事例レポートの配布
期間限定や数量限定といった訴求を加えると、申し込み率をさらに高められます。
特典申し込みには、氏名や所属・課題などの入力を伴うアンケートフォームを設定すると、リード情報を収集しやすく、セミナー後の営業フォローにも活用可能です。
特典を「顧客接点の起点」として戦略的に設計することが成果向上につながりやすいでしょう。
申し込みフォームの入力項目は最小限に抑える
ウェビナー申し込みフォームは、使いやすさとスピード感が大切です。
入力項目が多いと離脱率が高まるため、必要最低限の項目に絞りましょう。
改善ポイント例は以下の通りです。
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入力項目を最小限に
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必須/任意を明確化
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入力支援・エラー表示を設ける
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外部リンクを設置しない
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「2分で完了」などの表記を入れる
ユーザーが迷わず登録できる設計にすることで、申し込み完了率を大幅に改善できます。
申し込みフォームの入力項目は最小限に絞るようにしましょう。
効果測定を行う
ウェビナー開催後は、必ず効果測定を行い、次回の改善に生かすことが重要です。
確認すべき主要指標は以下の通りです。
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申し込み数(リード獲得数)
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出席率
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商談化率
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受注率
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ROI(投資対効果率)
MAツールやCRMでデータを管理すれば、どの施策が成果につながったかを可視化できます。
この分析サイクルを繰り返すことで、ウェビナーの精度とROIを継続的に高められるでしょう。
MAツールの仕組みや導入メリットについては以下で解説しています。さらに理解を深めてみたい方は、確認してみてください。
【解説】マーケティングオートメーション(MA)の基礎と活用方法