今回は、ディスプレイ広告でのターゲティングでも
非常にポピュラーな「リターゲティング」について、
理解しておきたいポイントを整理したいと思います。
リターゲティングは、過去に「自社サイトに訪問したユーザー」に対してのみ再び広告を表示する、という非常に効率的なターゲティング手法です。
そのため、多くのプロモーション施策でも当たり前のように実施されています。
ですが、むやみに大量の広告表示の設定をすると
「追いかけられている」「しつこい」など、
ネガティブな印象を持たれ、ブランド棄損のリスクもあります。
今回は、優れたターゲティング機能であるリターゲティングの特長を活かして、
効果的に利用する方法をご紹介します。
WEB広告ターゲティング早わかりガイドブック
Webサイトを訪れるとその後、様々な広告が表示されていませんか?その裏には、データを活用した仕組みがあり、 ユーザーの行動履歴や性別・年齢など様々な切り口で効果的に広告を配信しています。 本資料では、そんなターゲティング広告についての詳細や種類、メリットなどを紹介しています。
リターゲティングのメリット
WEBプロモーションの設計をする場合には、
リスティング広告をはじめとした各種広告施策やPR施策などを複合的に実施する場合もあると思いますが、
いずれの場合でも1回のWEBサイト訪問だけでCVするユーザーは必ずしも多いわけではありません。
では、CVしない理由は何でしょうか。
「まだ申し込むかどうか商品そのものの価値として迷っている」
「サイトがわかりにくく離脱してしまった」
など具体例をあげればきりがないほどのパターンがあるでしょう。
リターゲティングの最大のメリットは、
そのように何らかの理由で「CVしなかったユーザー」に対してのみ再び広告を配信し、
「また、思い出してもらう」ことができる点です。
【リターゲティングのしくみ】

では、リターゲティング広告では「どんな人」に「どのように」思い出してもらうことが効果的なのか
その考え方を紹介します。
サイトから離脱した人はどんな人?
過去、自社サイトに訪問したものの離脱してしまった人に対して、
誰でも構わずリターゲティング配信するのではなく、
どんな人が離脱したのか? を想定してリターゲティング配信を設計することが重要です。
どんな人なのか? を想定する上で考えるべきことは次の3つです。
1.どのページで離脱した人なのか?
- ランディングページで直帰した人
- 商品・サービスの詳細ページを見た後に離脱した人
- 申込みフォームまでたどりついたけど離脱した人
2.いつページ訪問した人なのか?
- 昨日、訪問した人
- 3か月前に訪問した人
- 1年前に訪問した人
3.訪問したきっかけは何なのか?
- 広告(リスティング、ディスプレイ、等)から訪問
- 自然検索からの訪問
- 自社サイトからのサイト内リンクによる訪問
いかがでしょうか?
このような視点で整理して想定していくと、
ひょっとしてここで離脱した人は「○○○なことを考えていた人なのでは?」
という仮説が生まれてくるはずです。
では、そんな人に対して、再び思い出してもらうために
「リターゲティングの広告クリエイティブは△△△にしよう」などの
施策案もプランできるようになります。
様々なパターンを想定すれば、複雑なリターティングシナリオをプランすることもできますが、
その場合、広告配信後の効果検証も複雑になりがちです。
まずは、シンプルなものからリターゲティングのシナリオをプランしてみることをお勧めします。
もう少し高度な設定に関しては「リマーケティングで絶対やるべき基本の考え方&施策!」でも紹介しています。
当社では、現状のリターゲティング運用ではうまく行かない、などのご相談から
リスティング広告などを含めた全般の配信設定やアカウント構成などの無料診断も行っておりますので、
お困りのご担当者様はお気軽にご相談ください。
WEB広告ターゲティング早わかりガイドブック
Webサイトを訪れるとその後、様々な広告が表示されていませんか?その裏には、データを活用した仕組みがあり、 ユーザーの行動履歴や性別・年齢など様々な切り口で効果的に広告を配信しています。 本資料では、そんなターゲティング広告についての詳細や種類、メリットなどを紹介しています。