これまで、ターゲティングの基本的な仕組みや
いくつかの特長的なターゲティング機能を紹介してきました。
今回は、これまで紹介してきましたターゲティングの考え方とは
少し違った視点のものになる「クリエイティブターゲティング」をご紹介します。
メディアやアドネットワークなどが用意した
「配信セグメントを選ぶ」という考え方ではなく、
「ユーザーが求めているもの」を軸にして
ターゲティングを考えるというものです。
この考え方は、ターゲティングだけの話ではなく、
広告や様々なプロモーション施策を計画する上では非常に基本的な考え方です。
WEB広告ターゲティング早わかりガイドブック
Webサイトを訪れるとその後、様々な広告が表示されていませんか?その裏には、データを活用した仕組みがあり、 ユーザーの行動履歴や性別・年齢など様々な切り口で効果的に広告を配信しています。 本資料では、そんなターゲティング広告についての詳細や種類、メリットなどを紹介しています。
クリエイティブターゲティングとは
一般に、メディアやアドネットワーク/DSPなどのターゲティングとは、
「興味関心」や「閲覧ページの種類」などを元に予め用意されたカテゴリを指定して、
ターゲティングすることになります。
一方、クリエイティブターゲティングは
「用意されたカテゴリにないターゲットを狙いたい」場合に効果的な手法の一つです。
通常、広告クリエイティブは、ターゲットと想定するユーザーに対して
クリックなどのアクションを促すために制作されます。
そして広告配信後も、それらのクリエイティブに調整を加えていくことで
クリック率や成果までのアクションを改善していくことになります。
このことからも、「クリックして欲しいユーザーに振り向いてもらう」ために、
クリエイティブを調整することでターゲティングの精度を上げる
という取り組みは一般的に行われていることです。
この考え方を予めターゲティング設計の際に、応用したのが「クリエイティブターゲティング」です。
もうお分かりの通り、「クリックして欲しいユーザーに振り向いてもらう」ことが
クリエイティブによって実現できるのであれば、
「クリックして欲しくないユーザーにはスルーしてもらう」ということもまた
クリエイティブによって実現できます。
特に、アドネットワーク/DSPなどの広告配信では、「クリック課金」型が一般的なため、
関係ないユーザーからのクリックを除外する上記の考え方は有効です。
クリエイティブターゲティングの成功例
以下の表は、当社運用のクリエイティブターティングによる実績(BtoB商材)の一部です。

この例では、「クリエイティブターゲティング」配信による直接CVが最も多いということからも
「新規ユーザーからのCV獲得」が多く、その後のリターゲティングによるCV貢献を鑑みても、
総合的にもっとも効率のよい配信となりました。
その結果、クライアントからも大変評価の高かった施策となります。
いかがでしょうか?
このような結果として残すためには、ただ単に「クリエイティブを工夫する」だけではなく、
商材・サービスの特性に応じて配信時の細かな設定なども重要になってきます。
「○○○なユーザーに対して商品を訴求したい」
「○○○業界の中でも▲▲▲の人だけに商品を訴求したい」
など、一般的なターゲティングカテゴリの中には含まれていないターゲットに対して、
広告配信を行いたい場合には選択肢の一つとして検討するのも良いかと思います。
当社では、現状のターゲティング広告に課題がある、もしくはうまく行かない、等のご相談から
リスティング広告などを含めた全般の配信設定やアカウント構成などの無料診断も行っておりますので、
お困りのご担当者様はお気軽にご相談ください。
WEB広告ターゲティング早わかりガイドブック
Webサイトを訪れるとその後、様々な広告が表示されていませんか?その裏には、データを活用した仕組みがあり、 ユーザーの行動履歴や性別・年齢など様々な切り口で効果的に広告を配信しています。 本資料では、そんなターゲティング広告についての詳細や種類、メリットなどを紹介しています。