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YouTube広告とは?特徴や広告出稿の流れをわかりやすく解説します!

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MARKETER'S NOTE

YouTube広告とは、その名のとおりYouTube内に掲載される動画広告のことです。YouTube 広告は豊富な広告メニューがあるほか、ユーザー属性、地域、興味・関心や行動傾向などに基づいたターゲティングを行うことができます。
本記事では、YouTube広告の特徴やメリット、広告を掲載するまでの具体的な流れを解説します。
YouTube広告の理解を深め、効果的な動画広告づくりから始めていきましょう。

YouTube広告はGoogle広告の一種

YouTubeは世界中で親しまれていますので、YouTube広告は視聴される機会が非常に多い広告と言えるでしょう。このYouTube広告は現在、Google広告の一種として機能しています。そのため、YouTubeアカウントと連動するGoogleアカウントを開設し、Google広告のキャンペーンを利用することで、YouTube広告を出稿することができます。
YouTube広告を利用すれば、自社サービスの認知度を高め、ユーザーに購買へつながるアクションを促すことができます。また、自社ブランディングにも有効です。
YouTube広告の特徴として、視聴開始から5秒経過するとスキップできる仕組みになっています。そのため、最初の5秒で如何にインパクトを与え、エンゲージメント率を上げられるかが勝負になります。 これをカギとして動画クリエイティブの構成を考えると良いでしょう。

YouTube広告のメリット

YouTube広告には、「動画開始前に表示される動画形式」や「画面内に表示されるバナー型式」などが用意されています。このように、さまざまなタイミングでユーザーの眼に留まりやすくなるように工夫されている点が、メリットとして挙げられます。
また、ユーザーの検索結果に応じて、検索対象と関連性の高い広告を表示する機能を備えています。これにより、自社サービスに関心を持ちやすいタイミングで、広告を表示させることができます。

とりわけ、YouTube広告の大きな特徴と言えるのは、「広告を表示させたいユーザー層にターゲットを絞ることが可能である」点です。細かい詳細をあらかじめ設定することで適切なターゲット層に広告を表示できます。
YouTubeは日本人の約71%が利用し、今なお、利用率は非常に高い割合で伸びています。こうして増え続ける極めて多くのユーザーたちの中から、最適なターゲットを絞り込んでいくには、こうした機能を適切に活用していく必要があるでしょう。

加えて、YouTube広告の運用では、Googleの効果測定機能を定期的に利用して動画広告の効果も測定・分析できるのもメリットです。YouTubeのアルゴリズムは関連性の高い動画に対し適切な広告を表示させる機能が備わっており、ターゲットを自動で割り振って興味や関心が高いユーザーに比較的簡単に配信できます。

YouTubeに広告を掲載するまでの具体的流れ

基本的には、Google広告サイトやYouTubeアカウント画面で、YouTube広告出稿作業を行うことができます。そのためにも、まずはGoogle広告アカウントを作成しておく必要があります。

目標と配信期間を設定する

Google広告アカウントを取得したら、その広告アカウント管理画面で左メニューからキャンペーンを選択し「新しいキャンペーン作成」を選びましょう。これで、新規キャンペーンを作成します。新規キャンペーンの目的は「商品やブランドの比較検討」もしくは「ブランド認知度とリーチ」から選択可能です。ここでは広告配信の総合的な予算を入力して広告配信の期間を定め戦略設定を行います。

配信内容を決める

新規キャンペーンタイプを決めて設定していきます。例えば、ネットワークや言語、ターゲット属性、入札単価、広告の種類などを具体的に設定し、広告配信内容を視聴するユーザーに絞り込むことが可能です。動画出稿はターゲットに合った広告を選ぶようにしましょう。

ここまでの手順でYouTube広告の出稿手続きが完了し、最後にあらかじめYouTubeにダウンロードした動画URLをアップロードして保存ボタンをクリックすれば完成です。

YouTube広告の代表的なタイプを押さえよう

YouTube広告はさまざまな広告の種類があるので以下紹介する代表的なものだけでも押さえておくと、広告制作・運用の筋道が立てやすくなります。

インストリーム広告

インストリーム広告は、動画の再生前後や途中に表示される広告です。もっとも基本となるタイプと言えるでしょう。
インストリーム広告を出稿するときは、「スキップ可能・スキップ不可能」の2種類から選択します。
スキップ可能なインストリーム広告は最長6分間まで表示できます。広告をすべて視聴してもらえれば、自社サービスや商品などを詳しく説明することができるので、より具体的なアピールにつながるでしょう。
スキップ不可能なインストリーム広告は最長15秒間です。テンポよく、自社サービス・商品、メッセージなどをユーザーの心に刻み込むために使用するとよいでしょう。

TrueViewディスカバリー広告

TrueViewディスカバリー広告は、ユーザーが動画を検索した際に、その結果や関連動画と共に表示される広告です。モバイル版YouTubeでは、この広告はトップに表示されます。
この広告は動画再生途中で表示されるものではなく、動画のサムネイルをクリックすると広告が再生される仕組みになります。つまり、そもそもサムネイルを見て興味を持ったユーザーが、動画広告を視聴してくれるため、高いコンバージョンが期待できます。

マストヘッド広告

マストヘッド広告はYouTubeのホーム画面上部に表示されます。YouTubeのユーザーの視界に入りやすいため、高い広告効果が見込める方法です。最上部に大画面で広告動画が表示され、動画再生時間に制限はなく、興味を持った利用者がクリックしやすい環境の作りになっています。
そのために新サービスや商品、プロモーションの認知向上に向いておりランディングページなどへの誘導が可能です。

効果的な広告動画を作るには?

YouTube広告の代表的なタイプによって、広告のサイズや再生時間、スキップ可能・不可能などが異なります。したがって、広告用動画の制作の前に、まず広告タイプを決めることが重要です。
どんな広告タイプにするにせよ、ターゲットを決めて、最初の数秒(5~6秒間)で視聴者の心をつかめるような動画作成を目指すと効果的になります。多種多様のメッセージを詰め込むのではなく、必ずこれだけは「ターゲットに伝えたい」と思うことだけに集約させた内容が効果的です。いかにターゲットの興味を喚起させ、内容を理解し誘引できるかがカギです。

例えば、自社広告のターゲット次第ではキャラクターやイラストを活用した漫画動画もよいでしょう。視聴者の心をつかむキャラクターやイラストに、伝えたいコンセプトとメッセージを盛り込むことが重要です。これにより広いユーザーが興味を持ち、楽しんで観てくれる動画広告になるでしょう。

また、動画広告の制作を得意とする制作会社へアウトソーシングすることも有効で、その際は自社が伝えたいこと、コンセプトを固めてからコンタクトを取ると、制作がスムーズに進み、効果的な動画に仕上げることが可能です。

効果測定も忘れずに

YouTube広告を出稿した後は効果測定を行い、改善していくことが大切です。YouTube広告を「運用する」という局面では、効果測定は大変重要な作業になってきます。
先述のようにYouTubeはGoogleが管理しているので、YouTube広告の効果測定にはGoogleアナリティクスを用いるとよいでしょう。「広告によって、どのくらいコンバージョンが達成されたのか」を把握するには、自社サイトへのアクセス数や資料請求数、サービスや商品の購入数を、Googleアナリティクスで把握しましょう。
ほかにも、「コンバージョン獲得へ至る可能性が高いユーザー層」も特定していけます。さらに、広告動画再生中にユーザーへアンケート調査を行い、その回答結果によってブランドの理解度などを図る、という機能も備えています。これらGoogleアナリティクスの機能を使用し、必ず定期的にYouTube広告の効果を測定し、改善を忘れないようにしましょう。

まとめ

YouTube広告はGoogle広告の1つで、動画視聴者に伝えたいメッセージを効果的に配信することが可能です。YouTube広告に動画広告を出稿する際は、特徴やメリットを整理し、適切に把握しておくことが求められます。また、広告出稿の具体的流れをつかみ、自社の商材やターゲットに合った広告プランやクリエイティブを作成することが、成功への近道です。

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