インスタ広告は、比較的安い費用で出稿が可能で、かつ高いプロモーション効果が期待できるSNS広告の一つです。インスタユーザーの増加に伴い、広告の注目度も高まっており、集客数やCV数アップを目指すならぜひ出稿を検討しておきたいところです。
そこで今回は、インスタ広告の特徴を解説したうえで、選べる広告表示形式を一部紹介していきます。最後には、出稿方法の手順、流れについても触れていくため、これからインスタ広告の出稿を検討される方は、ぜひ参考にしてみてください。
WEB広告ターゲティング早わかりガイドブック
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インスタ広告はFacebook広告の一種
インスタグラム(Instagram)は、インスタの愛称で親しまれる写真・動画共有SNSです。世界的に数多くの利用ユーザーがおり、日本でも高い人気を誇るSNSの一つと言えるでしょう。このため現在、インスタ広告を使って集客したり商品・サービスの購買につなげたりすることは、各事業者にとって欠かせないマーケティング手法になっています。
そしてインスタ広告は、同じく代表的なSNSの一つであるFacebookと同じ仕組みを持っています。これは、Facebook運営元とインスタ運営元が同じである、という背景が関係しています。
インスタ広告を出稿するためには、Facebookアカウントの取得が欠かせません。また、インスタのビジネスアカウントもあわせて取得しておくと出稿がスムーズになるため、広告出稿の準備を行う際には同時に取得手続きを進めておくのがおすすめです。
広告表示形式が豊富
インスタ広告は他のSNS広告と比べると、多くの表示形式でユーザーにPRすることができるのが強みです。本来インスタはユーザーの投稿する写真やムービーを表示させていくことに特化したプラットフォームとして形成されています。そのため、共有されている画像に溶け込ませるかたちで、広告画像を有効活用できるのがポイントです。
訴求内容やターゲットに合わせて表示形式を選択すれば、より効果を高めるこが期待できるでしょう。表示形式の種類は下記の6つです。
- 静止画
- 動画
- カルーセル
- ストーリーズ
- コレクション
- 発見タブ
【静止画】
写真やイラストにあわせてキャプションを用意し、フィードに表示させる形式になります。メインのタイムラインに表示されるため、多くのインスタユーザーの目に触れるのが大きな特徴です。各投稿画像と並んで表示されるという特徴から、違和感が少ないのも利点となっています。
【動画】
静止画と同じようにフィードに表示させることができます。動画は作り方次第でユーザーの注目を集めやすく、効果にもつながりやすいのがポイントです。
【カルーセル】
あらかじめ設定した複数の広告画像や動画、テキストをスライドショーのようなかちで順に表示させていく形式になります。こちらも同様に作り方を工夫すれば、興味を集めやすいのが魅力的なポイントです。
【ストーリーズ】
ストーリーズ広告はスマートフォンの画面全面に表示されることが特徴です。フィード内に配信される広告は、通常の投稿に埋もれてユーザーに注目されないことがありますが、ストーリーズ広告は画面全体に表示されるためユーザーの目に留まりやすい広告と言えます。
【コレクション】
画像を目にすることの多いインスタならではの空気と相性が良く、特にECサイト向きと言われる形式の一つです。
コレクションという名前の通り、複数の画像や動画を、アルバムやカタログのように表示させることが可能となっています。ユーザーが一つひとつの画像をタップすれば商品詳細ページにリンクします。このショッピング機能活用によって、購買のチャンスを高められるのです。
【発見タブ】
発見タブは、フォローしている人や「いいね!」した投稿などに基づいて、「まだフォローしていない」アカウントがシェアしたコンテンツが表示されます。この発見タブの中に広告を表示させる形式になります。
発見タブをみるユーザーは、積極的に新しい情報入手している傾向があるので、広告であっても興味や関心を引くものであれば、情報に触れてもらいやすいという特徴があります。
このようにインスタ広告出稿の際には、多くの表示形式が選べるようになっています。
インスタ広告を出稿し広告効果を高めるためには、こうしたそれぞれの特徴を事前につかんでおくことが大切です。
画像で勝負し、高精度なターゲティング機能を用いる
より高い精度でユーザーに対してターゲティングを実践していける点も、魅力の一つです。これが実現できる理由は、やはりFacebookと運営元が同じであることが関係しています。
Facebookは、基本的に実名で登録する必要があり、そこにはユーザー本人の性別や年齢、居住地、職業などよりプライベートな情報が保存されることになります。インスタでも、こういったデータの活用を積極的に行うことは可能です。「どのような年齢層・どのような興味関心を持つ人に向けて広告を配信するのか」を絞り込むことで、より戦略的に収益につなげることができます。
広告管理はFacebookの広告マネージャーを使用しますが、ここで自動最適化を使用して効果を高めるのも有効な手段の一つです。
また、インスタユーザーの趣味に合わせて、インスタ広告でも「どのような写真、イラスト、動画を使うか」をより戦略的に考える必要があるでしょう。インスタユーザーはクリエイティブかつ洗練された雰囲気やデザイン、カラーリングを好む傾向があります。画像・動画だけで、その美しさやセンスをいかに光らせられるかが重要です。
インスタ広告出稿の流れ
最後に、インスタ広告出稿の手順や効果アップのために必要なことを簡単にチェックしていきましょう。
インスタ広告はFacebook広告と同様にビジネスマネージャを使用して、出稿・管理を行うことができます。
FacebookページとInstagramアカウントの連携
はじめにFacebookページとInstagramアカウントを連携します。
手順は以下の通りです。
- Instagramアカウントにログイン
- プロフィール画面の設定で「プロアカウントに切り替える」をクリック
- Facebookページをリンク
- ページ名、カテゴリー、プロフィール写真などを設定
※Facebookページをお持ちでない方は、先にFacebookのページを作成しましょう。
Facebook広告マネージャで入稿
インスタ広告出稿の準備を進める際には、Facebook広告マネージャを使います。
Facebook広告マネージャはFacebookビジネスマネージャという管理ツールの1つの機能です。ビジネスマネージャを開設することによって、広告マネージャも使用できるようになります。
- ビジネスマネージャのビジネス設定から「広告アカウント」を作成する
- Facebook広告マネージャで「+作成」をクリックする
- マーケティングの目的を選択する
- 広告名、ゴール設定
- 広告のターゲット(オーディエンス)、配置、予算、期間をを設定する
- 広告クリエイティブ(画像・動画)を設定する
- 公開するボタンをクリックして掲載開始
このような手順で広告の入稿は完了します。ここで注意しておきたいのは広告の配置についての設定です。このときデフォルト設定では、インスタだけでなくFacebookも広告の配信先に選ばれるようになっています。そのためインスタに特化した広告を配信する場合は、配置の設定におけるプラットフォームの中から、インスタ以外のチェックを外しておくことが大切です。
そして入稿後は、すぐに広告配信が行われるわけではなく、運営により審査が入ります。そのため公開ボタンを押したからといってすぐに広告出稿完了となるわけではないため注意しましょう。
キャンペーン目的を設定
広告出稿にあたっては、キャンペーンの目的設定を行います。これは広告効果を高めるために非常に重要な項目の一つと言えるでしょう。目的の中には、
などの目的があります。このような目的設定をしておくと、目的に応じた最適化項目を選択することが可能となります。
広告出稿の目的にマッチしたキャンペーン目的を設定すれば、目的達成に合ったユーザーに対して配信でき、さらに費用対効果アップにつながるという仕組みです。
まとめ
画像や動画を使って効果的にプロモーションを行える人気の広告であることが魅力のインスタ広告。特に20代~30代などの若い世代にはPRしやすく、用意する写真や動画の作り方次第では、非常に高い効果にも期待できるでしょう。どのような表示形式があるのか、費用対効果を高めるにはどうすればよいのかを考えたうえで、インスタ広告で効果的にプロモーションを進めていきましょう。
弊社ではインスタ広告を含めた運用型広告のご支援を行っておりますので、お困りのことがございましたらお気軽にお問い合わせください。
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