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Web広告

いま注目の媒体を基本からおさらい

MARKETER'S NOTE

こんにちは。ITコミュニケーションズでWeb広告の運用を担当している河野です。突然ですが皆さま、「Instagram広告」は上手に活用できてらっしゃいますでしょうか?
各クライアントのご担当者さまとお話していると「一応、アカウントを開設してはみたものの、どうやって活用したらよいか分からない」という声をよく伺います。 そこで今回からは、「Instagram広告」について、全7回に渡りご紹介して参ります!
貴社のビジネス目的実現に少しでも繋げるため、本シリーズでは、「そもそもInstagramとは?」というメディアについての基本的な理解から、「企業アカウントの運用や広告の配信を通じて集客・獲得を行う」という実践的な所までお伝えして参ります。

WEB広告ターゲティング早わかりガイドブック

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Instagramの基本

それでは早速ですが、InstagramとはどのようなSNSアプリか?という点について見ていきましょう。
ウィキペディアを見ると、「無料の写真共有アプリケーション」と素っ気ない説明に行き当たりますが、 画像や動画をただ単に共有するだけではなく、その魅力を形成する機能がいくつかあります。
順番に見ていきましょう。

■まず画像・動画の共有アプリという基本機能に関して

SNSとしての基本的な仕組みは、LINEやFacebookのように必ずしもお互いを友達として承認する必要はなく、一方的にフォローすることが可能です。
また個人がアカウントを複数作成することも出来るので、Twitterのように趣味用と日常使い用の両方を作り、使い分けることも出来ます。
似たようなサービスであるTwitterとの大きな違いは、文字が主体か(=Twitter)か画像・動画が主体か(=Instagram)という点が挙げられます。
Twitterも画像・動画を投稿出来ますが、あくまでテキストによる補足説明が前提となります。 一方、Instagramは例え長文を添えたとしても、3行以上になると折り畳まれるため、TL(タイムライン)が文字で溢れかえるということは起きません。


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■おしゃれなフィルター

フォト蔵、Flickr、Tumblr、Googleフォト(旧Piacasa)など、スマートフォンが普及する以前から写真共有サイトはありましたが、Instagramにはそれらと一線を画す「フィルター」という機能があります。
フィルターとは、Instagram上で投稿を行う際に、その元になる写真画像の明るさや彩度を変更し、アーティスティックに加工出来る機能のことです。
デフォルトのフィルターが数多く用意されているので、ユーザーはフォトショップ作業のような手間を掛けることなく、手軽に画像加工を行えます。
2011年に16種類でスタートし、2018年7月現在では40種類ものフィルターがあります。


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フィルターは一眼レフなど高解像度カメラの「画質」にはかなわないものの、スマホで撮った写真を楽しく「魅せる」ツールとして親しまれていますが、ユーザーがさほど多くない当初は、Instagramのおしゃれなフィルターを画像に被せ、Twitterなど他のSNSにシェアする、という使われ方が主流でした。
そのため、InstagramはSNSアプリというよりカメラアプリとして扱われる印象を強めていたように思います。

ひとたび広く普及してからは、他のLINEやGoogleフォトのような競合アプリにも同様のフィルター機能が実装されていき、今や当たり前に備わっている、スタンダード機能になってきたと言えます。

SNSの役割を日常会話の延長線上にあると捉えるなら、投稿者の今の気分や「世界観」(例えば「オシャレなカフェの雰囲気」や「昭和ノスタルジックな雰囲気」など)を表現するツールとして、フィルター機能は今までもこれからも、Instagramの写真アプリとしての土台を支えてくのではないかと考えます。

■ハッシュタグと「発見」機能は独自の文化

もう一つ象徴的な機能として、「#・ハッシュタグ」が挙げられると思います。
「ハッシュタグ」は、投稿の際に内容を端的に表すキーワードを添えることで、他のユーザーが検索した時に、見つけてもらいやすくする機能のことです。
投稿内容には複数のハッシュタグを自由に付与できます


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上記のように様々なタグを盛り込むことで、見ず知らずのユーザーから見つけてもらって「いいね!」してもらうなど、共通の興味・関心を介してユーザー同士で絡むチャンスが増えていきます。
特定のテーマについて検索したい時は、「発見(explore)」画面に関連するキーワードを入力すればそのキーワード=ハッシュタグを含む投稿を瞬時に見つけることが出来ます。
検索結果ももちろん画像で表示されるので、文字主体のメディアよりも、より直感的に情報をサーフィンすることが可能です。
また「発見」画面には、ユーザーの好みに合いそうな画像・動画を、文字通り「発見」することが出来る親切な機能も。
Googleの画像検索のような見た目で、ユーザー自ら検索しなくとも、そのフォロー傾向や「いいね!」趣向に合わせて、オススメ投稿を自動的に表示してくれます。
「#抹茶アイス」をタップすると、同じハッシュタグを含む他の投稿がリストアップされる


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この「発見」から得られる「意外性」や「プチ感動」が、Instagramというアプリを魅力的にしている一因とも言えます。

【Instagramで出来ないこと】

それでは逆に、Instagramで出来ないことは何でしょうか?
一つは、あくまで「アプリ」なので、インターフェースや使い勝手がスマホに最適化されている点です。
PCでの使用は想定されていない作りのため、例えば一眼レフカメラの画像をPCに取り込んで、フォトショップで編集してから投稿、という使い方は、一般ユーザーにとってほぼ有り得ないかと思います。
※最近ではスマホと連携できるデジカメや、より連携が容易な「GoPro」等のアクションカメラもポピュラーになりつつあるので逆に他の機器がInstagram投稿に最適化されていく潮流が生まれているとも言えます。
これはフィルター機能についても言えることですが、Instagramはあくまでその場で起こった出来事を手軽にシェア出来るように作られているので、PCで使えるようにする意味は薄いように思えます。
もう一つ、Instagramはタイムリーな情報の「拡散」が不得手とも言えます。
どのような事かというと、TwitterやFacebookでは、フォローしている友人がリツイートや「いいね!」した投稿が自分のTLに流れてくるのに対して、Instagram内では友人が「いいね!」した投稿が自分のTLに流れてくることはありません。
(サードパーティツールを入れれば「Repost」することは可能ですが、主流な使い方ではありません)
またTwitterのような「トレンド」(いま現在どのようなキーワードが流行っているか)を表示する機能も現状では存在しません。


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これはInstagramが、積極的な情報発信者から生まれるマス情報を流通させる仕組みを敢えて作らず、情報の受信者たるユーザーが自ら能動的に検索し、お目当ての画像を発見した時に生まれる小さな感動、いわば「パーソナルな体験」を重視しているということではないでしょうか?

まとめ

  • Instagramは文字ではなく画像・動画を主体にして、不特定多数のユーザー同士が繋がることのできるSNSである。
  • Instagramには、手軽に画像を加工できる「フィルター」機能や、新しい気付きや感動をもたらす「ハッシュタグ」「発見」機能が、魅力的なツールとして用意されている。
  • InstagramはPC利用や広範囲への情報拡散が不得手だが、これはユーザー個人がスマホを通じて手軽に体験をシェアしたり、逆に他者の投稿に出会って感動したりするパーソナルな体験を重視する思想を反映している。

いかがでしたでしょうか?
次回は「どのようなユーザーがInstagramを利用しているのか」について、詳しく見て参ります。

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