BLOG

Web広告

Instagramビジネス活用のツボ

MARKETER'S NOTE

こんにちは。ITコミュニケーションズの河野です。
前回はInstagramユーザー数の増加や、ユーザー層の変化について確認しました。
今回は、実際にInstagramをビジネスで活用する方法について、見て参ります。

WEB広告ターゲティング早わかりガイドブック

WEB広告ターゲティング早わかりガイドブック

Webサイトを訪れるとその後、様々な広告が表示されていませんか?その裏には、データを活用した仕組みがあり、 ユーザーの行動履歴や性別・年齢など様々な切り口で効果的に広告を配信しています。 本資料では、そんなターゲティング広告についての詳細や種類、メリットなどを紹介しています。

資料ダウンロード

ビジネスにとってのInstagramへの向き合い方

 「Instagram 企業 活用」などと検索すると、沢山の事例が見つかりますが、Instagramアカウントを育てていくかいかないかで、アプローチの方法が異なってきます。
自社サイトをウェブ上の主戦場と捉えるならば、そこへの流入元として、どのチャネルに重きを置くべきか、マーケティングの担当者ならば必ず考えると思います。

  • 安定したトラフィックを供給できる検索エンジン
  • 流行り廃りはあるが、感度の高いユーザーを呼び込みやすいSNS
  • ストーリーを見せることでブランドへの理解度アップを図る動画チャンネル
  • etc.

 Instagramに限らず、企業がSNSのアカウントを持つことは必須ではありませんが、自社のブランドと相性の良いSNSであれば、ユーザーの声の取り込みやすさや、情報発信した際の反響を考えると、持っていた方が得策です。他方で、なかなかソーシャル運用にリソースを割けない、あまりInstagramは重要視していない、などといった企業の担当者様もいらっしゃるかと思います。
 上記二つのスタンス、すなわち「Instagramアカウントを積極運用するケース」と「Instagramアカウントを積極運用しないケース」で、それぞれInstagramへのアプローチの仕方が変わってくると思います。

アカウントを積極運用する場合

■まずはInstagramアカウントを持っていて、そのアカウントを積極的に成長・活用させたい、と考えるケースから見てみましょう。

 アカウントの運用に際して、予め決めておかねばならないことはいくつかあります。例えば5W1Hで考えるなら、以下のようになると思います。

 When:投稿タイミング、頻度
 Where:どこで投稿するか(本社か支店か)
 Who:誰が投稿を担当するのか
 What:どのような内容で投稿するのか
 Why:アカウント運用の目的
 How:どのように投稿するか(自動投稿ツールなど)

 一つ一つについてここでは細かく述べませんが、中でも「Why」にあたるアカウント運用の目的や目標は、最低限しっかりと決めておくことが重要です。とはいえSNSだからといって難しく考える必要はなく、一般的なマーケティングファネルと同じ様に考えることができます。

  • 潜在的な新規の見込み顧客にブランドを知ってもらう
  • 顕在化したユーザーに対して、アクションを起こしてもらう
  • 既存顧客の再購入促進やロイヤリティ向上のためのコミュニケーション

自社の商品やサービスが抱える課題から逆算的に考えて、SNSに持たせる役割を設定して頂けたらと思います。

アカウントの成長とKPI

■SNSアカウントの成長とフェーズごとのKPI
 例えば新規でブランドを立ち上げ、SNSアカウントも新しく開設した場合、そのKPIはどのように定めたら良いでしょうか?一般的には、企業やマーケットの成長曲線と同じように、SNSアカウントにも成長曲線のようなものを当てはめて、フェーズごとの戦略を考えることが有効と思います。
 試しに大きく3つのフェーズに分けて、それぞれ運用上の課題を置くとするなら、以下のようになるかと思います。

 1.導入期:フォロワー数の増加
 2.成長期:賑わいの増大、エンゲージメントの深化
 3.成熟期:ビジネス(売上)への貢献、ファンコミュニティとしての成熟
(4.再成長 or 衰退)

03-01.jpg

縦軸のKPIは、実際には複合指標になるかと思いますが、フェーズごとのフォーカスポイントは端的に以下のようになります。

 1.導入期:フォロワー数増加
 2.成長期:エンゲージメント数(いいね!やコメント数)増加
 3.成熟期:SNSユーザーからの売り上げ寄与

運用の基本方針

■自社ブランドの課題と目標・KPIが決まったら、次はアカウント運用や投稿内容に反映させていきましょう。
より良い運用に向けてやるべきことは沢山ありますが、以下の3つが基本方針になるかと思います。

①ブランド世界観の演出
 Instagramというビジュアルに特化したプラットフォームの特性上、最も重要なのは、写真や動画で「ブランドの世界観を演出する」ということになってくるかと思います。
 ただ、これは必ずしもお洒落で高画質な写真を載せればよいということではありません。
 どちらかというと、統一感の方が重要で、フィルターを活用するなどして、「スタイルのある」投稿を心がけましょう。

②ハッシュタグを付けて、ユーザーに見つけてもらいやすくする
 Instagramユーザーの多くは、前章、前々章でも見たようにハッシュタグ「#○○」を使って、情報検索を行っています。
 多くのユーザーが使っているものほど拡散効果が高いといえるので、自社のリーチしたいユーザー層が、どのようなハッシュタグを使っているのか、よく研究されることをお勧めします。ハッシュタグの効果を最大化するには「投稿内容を端的に表す基本のハッシュタグ」「拡散効果の高いハッシュタグ」を2軸に、5~10個くらいの複数を入れて、フォロワー以外のユーザーにも発見してもらうチャンスを最大化するようにしましょう。

③プロフィール欄をしっかり作り込む
 当然といえば当然ですが、プロフィール欄を充実させて、自分が何者かを明確に伝えることが重要です。
 ユーザーがいいなと思う投稿を発見したとき、次に行うことは、その投稿が誰によってなされ、他にも同じような投稿がないか確認することです。そのため、投稿左上のアイコンからアクセスできるプロフィール欄は、アカウントの顔、窓口にあたります。
 投稿には自社サイトへのリンクを貼り付けることはできないですが、プロフィール欄では可能なので、自社コンテンツへの誘導やオンライン購入・申込みを図りたいならば、設定は必須になります。

03-02_new.jpg

■その他にも、Instagram企業アカウントの運用者として行うべきことは沢山あります。

  1. 運用方針の決定、定期的な投稿、投稿マニュアルの作成
  2. 投稿に向けた記事コンテンツの収集・作成
  3. フォロワーやオーディエンスの分析
  4. 競合の分析
  5. 炎上対策(投稿前ダブルチェック、批判コメントへの対応など)

しかしこれら全てに対応するには、チームを編成するなど複数人でないと、なかなか難しいかと思います。

 当社は広告代理店ですが、SNSアカウントの運用サポートについてもケースに応じて支援致しますので、お気軽にご相談頂ければと思います。

まとめ

  • Instagramアカウントは積極運用する場合としない場合でアプローチ方法が異なる
  • 積極運用する場合はビジネス課題とSNSの利用目的を明確にする
  • アカウントの成長度合いに応じて、KPIを定める

■アカウントがなくても広告運用は可能
 いかがでしたでしょうか?ここまでInstagramアカウントを積極運用するケースについて、駆け足で見て参りましたが、実はInstagram広告を使えば、アカウントを持たなくてもオーディエンスにリーチすることが可能です。

 次章以降では、いよいよInstagram広告についてどのようなことが可能か、詳しくご紹介できればと思います。

※Instagramアカウントについては、実は本格運用しなくても開設しておくだけ損はありません。ビジネス専用のプロフィール設定を行えば、オーディエンスインサイトの分析、各種連絡先の登録、ユーザーリストの作成などが可能になります。今回の内容やビジネスプロフィールの設定方法についての詳細は、以下サイトなどをご確認頂ければと思います。
https://business.instagram.com/?locale=ja_JP

WEB広告ターゲティング早わかりガイドブック

WEB広告ターゲティング早わかりガイドブック

Webサイトを訪れるとその後、様々な広告が表示されていませんか?その裏には、データを活用した仕組みがあり、 ユーザーの行動履歴や性別・年齢など様々な切り口で効果的に広告を配信しています。 本資料では、そんなターゲティング広告についての詳細や種類、メリットなどを紹介しています。

資料ダウンロード

関連記事

CONTACTお問合わせ

お取引全般や、
採用に関するお問合わせは、こちら