株式会社ITコミュニケーションズ(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:池田 俊幸)は「情報システム担当者が関与する 高額なIT製品/サービスの選定・意思決定に関する実態調査」を実施し、このたび調査レポートを公開致しました。
事業環境の変化に伴い、ITシステムやデジタルの仕組みの導入は多くの企業活動においても必須の取り組みと言える状況となりました。また、近年の情報過多といえる時代において、自社の用途やニーズに最適なITシステムやツールは、どのような検討・購買のプロセスを経へ導入されているのか、その実態は様々のようです。
そこで、企業がIT製品を自社に導入する購買プロセス(情報収集~導入の検討、意思決定)において情報システム部門をはじめとした社内ステークホルダーの関与や意思決定に影響を与える要素を明らかにすることを目的として、「情報システム担当者が関与する高額なIT製品/サービスの選定・意思決定に関する実態調査」を実施しました。
本調査が、企業のIT製品導入時購買プロセスを円滑に進める一助となれば幸いです。
トピック
- 「営業担当者」が情報源の最上位に。高額製品ゆえに個別要件に応じた情報を収集できることがメリットか?
- 参考にしたWebメディアは「ITメディア」が最上位で、「日経ビジネス電子版」と「日経クロステック」が続く
- Webサイト上のコンテンツとしては、6割以上が製品に関する情報に加え、実績や事例に関する情報を参考に
- 85.4%のTwitter(現X)をはじめ、LINEやInstagramなど、様々なSNSが情報源として参考にされる
- 理解・承認を得るのに苦労した点は、「導入後のコストダウン・売上アップの定量試算」がトップに
【調査概要】
目的 |
国内企業が高額IT製品を導入する購買プロセス(情報収集~導入の検討、意思決定)において、情報システム部門をはじめとした社内ステークホルダーの関与や意思決定に影響を与える要素を明らかにすることで、企業がIT製品を導入する際の購買プロセスを円滑に進めるための示唆を得る。 |
調査対象 |
BtoB企業の広報、マーケティング、販促・企画に携わる担当者、25歳~60歳までの男女 |
調査期間 |
2023年7月27日(木)~ 7月28日(金) |
調査方法 |
インターネット調査 |
回答者数 |
352名 |
設問数 |
15問 |
【調査結果概要(一部公開)】
本ブログでは、上記調査概要にてまとめた15個のアンケート結果の一部をピックアップし、掲載しております。詳細をご覧になりたい場合は、以下のフォームより資料の本編をダウンロードいただけます。
「情報システム担当者が関与する
高額なIT製品/サービスの選定・意思決定に関する実態調査」
情報システム担当者が高額なIT製品/サービスを選定・意思決定する際に見ているポイント、情報取集の方法についてまとめております。
Q: IT製品/サービスを検討する段階で収集した主な情報源をすべてお選びください。(n=352)
直近で購入に至ったIT製品/サービスを検討する段階で収集した情報源を聞いたところ、「営業担当者」が41.5%で最上位となり、「提供企業のWebサイト」が 40.1%、「各種Webメディア」が 33.2%と続きました。
Webサイトや各種Webメディアからの情報収集が中心となっているものの、調査の対象を高額製品としているため、個別の要件に応じた情報を収集しやすい営業担当者からの情報が重視されていると考えられます。
Q:あなたがIT製品/サービスを検討する際に参考にした(参考になった)提供企業のWebサイトの主なコンテンツをすべてお選びください。(n=141)
IT製品/サービスを検討する段階で収集した主な情報源として「提供企業のWebサイト(オウンドメディアを含む)」を選択した方に対し、参考にしたWebメディアのコンテンツを聞いたところ、「製品/サービス情報」が 76.6%で最上位となり、「価格/料金表」が 63.1%、「実績/事例情報」が 61.0%と続きました。
上位3つに続き、 「ダウンロード資料(製品概要・仕様書等)」、 「ダウンロード資料(ノウハウ集・レポート等)」も 50%を超え、一般的に個人情報の登録と引き換えに提供されるダウンロード資料を参考にしようとする担当者が多いことも判明しました。
その他、本調査では以下のような設問についても明らかにしています。
- 検討時に情報収集源として参考にしたWebメディアは?
- 検討時に情報収集源として参考にした提供企業のWebサイトの主なコンテンツは?
- 検討時に情報収集源として参考にしたSNSは?
- 購入・導入に至ったIT製品/サービスの最終的な決定要因として影響を与えたのは?
- 普段、業務に役立つ情報を収集するために閲覧・購読しているWebメディアは?
「情報システム担当者が関与する
高額なIT製品/サービスの選定・意思決定に関する実態調査」
情報システム担当者が高額なIT製品/サービスを選定・意思決定する際に見ているポイント、情報取集の方法についてまとめております。