オフィスターゲティング広告は、企業や組織に所属するユーザーをIPアドレス(※1)を軸に特定し、広告を配信する手法です。今後のBtoBマーケティングで重要性が高まる背景があります。
IPアドレスから企業を特定する仕組み
根幹技術は、IPアドレスと企業情報の紐付けです。
企業や大学、官公庁等は固有のIPアドレスを保有します。このIPと企業属性データを結び付け、対象企業のネットワークからのアクセスに対してのみ広告を表示します。
クライド社「ADMATRIX DSP」媒体資料より抜粋
この手法は以前からあったものの、最大で数十万社ほどにしかアプローチができなかったのですが、クライド社が提供する「ADMATRIX DSP(アドマトリックス ディーエスピー)」という広告配信サービスでは独自の技術により、今後はその広告配信の対象社数が100万社まで伸びていく予定です。
※1:IPアドレス・・・パソコンやスマートフォンなどに割り当てられた、ネットワーク上の機器を識別するための数字です。インターネット上での住所のような役割を担っています。
Cookie規制とABMの台頭による需要拡大
昨今のCookie規制により広告配信の効率が影響を受けているなか、サードパーティクッキーに依存しない手法が求められています。
オフィスターゲティングはCookieではなくIPアドレスを利用するため、この規制の影響を受けずに実施できる施策のひとつとして注目されています。
また、BtoBマーケティングの戦略としてABM(アカウント・ベースド・マーケティング)を取り入れる企業も増えており、特定企業へのアプローチが重要性を増しています。