全社横断メディア「AIリーダーズ100」が誕生
これからも各分野のコミュニティの形成に注力
株式会社ITコミュニケーションズ 第一ビジネスユニット 兼 マーケティングユニット 部長 BtoBマーケティング一筋10年。セールス兼マーケティング部の長として、営業組織とマーケティング部を統括。外資系ITクライアントで培ったフルファネルマーケティングのノウハウを活かし、様々な業界への支援を展開。特にBtoB領域におけるマーケティング支援では、戦略策定から、認知拡大、リード獲得、イベント企画・運営、メール・コンテンツマーケティングにおける制作、インサイドセールス支援、MA/CRMツールの活用等、幅広く対応している。
松岡 もう1つお尋ねしたいのは、リードジェネレーションについてです。日経BPでは、どのようなサービスを提供されているのでしょうか?
岸 通常のホワイトペーパーを利用したリードジェネレーションのほかに、タイアップ記事広告などとセットにしたサービスや特定業界・業種、ABM(Account Based Marketing ※指定企業)のリードを提供しています。記事で商品やサービスの中身を深く理解していただき、さらにターゲットを絞り込むことでリードの質を上げる効果が期待できます。
松岡 従来のリードジェネレーションは、どの媒体もすでに「数」を取り尽くした感がありますが、タイアップ広告記事などとの組み合わせや読者のセグメントで「質」を高められるわけですね。
吉村 先ほど、IT関連だけで年間100本ほどのセミナーを開催しているというお話がありましたが、セミナーや展示会などのイベントもリードジェネレーションの機会として提供されているのでしょうか?
岸 もちろんです。セミナーや展示会に参加されるお客さまは、非常に重要な見込み客ですからね。当社の強みは、各専門メディアのネットワークを駆使して、各分野の著名なキーパーソンを講師としてアサインできること。さらに、当社のコンサルティング集団である日経BP総合研究所に所属する各メディア出身の専門研究員がセミナーをコーディネートする体制を取っております。
各分野のビジネスパーソンなら「一度は話を聞いてみたい」と思うような人が多数登壇するので、「量」と「質」を兼ね備えたリードの獲得が期待できます。
吉村 私からぜひ話をうかがいたいのは、日経BPが2025年に立ち上げた新メディア「AIリーダーズ100」についてです。これは、どのようなメディアでしょうか?
岸 日経ビジネス電子版、日経クロステック、日経クロストレンド、日経メディカルなど多数の専門媒体のAI関連記事をワンストップで発信するために立ち上げた「日経BP全社横断メディア」です。
この横断メディアでは、各メディアに掲載したAIに関するコンテンツをキュレーションするとともに、年2回、オンラインとオフラインを組み合わせた「AIリーダーズ会議」を実施します。第1回の会議は2025年3月28日に開催し、産官学から約20名のAIリーダーが参加し、AIによる産業変革を議論しました。今後、コアメンバーの数を増やして100人のコミュニティを作っていく予定です。
会議には、数多くの協賛企業にもご参加いただき、ネットワーキングやリードジェネレーションなどにご活用いただければと思っています。
松岡 「AIリーダーズ100」のようなコミュニティは、今後も増やしていく予定なのでしょうか?
岸 すでに10年ほど前から「ITイノベーターズ」「都道府県CIOフォーラム」などのCxOコミュニティづくりを行っており、今後も増やしていく予定です。2026年度中の防災庁創設に向けて、「防災DX」をテーマとしたコミュニティづくりも検討しています。
吉村 それは楽しみですね。最後に、ビジネスメディアとして日経BPが今後目指していきたい方向性についてお聞かせください。
岸 繰り返しになりますが、多彩な分野をカバーするコンテンツプロバイダーとして、専門分野ごとの情報の「質」にはとことんこだわっていきたいと思います。
さらに、専門と専門の垣根を越え、媒体ごとの情報をクロスオーバーさせることで、広告主様にとって魅力のあるメディアへの発展を続けていきます。
本日お話させていただいた「AIリーダーズ100」をはじめとした新しいプロジェクトや広告企画、媒体資料などは、当社のマーケティングサイト「Nikkei BP AD Web」に掲載しておりますので、ぜひこちらもご覧いただければと思います。
吉村 われわれも期待しています。本日はありがとうございました。