広告メニューにとらわれず、アセットを活かしたソリューションを提供する
吉村 メディアジーンは、どのような方針のもとで編集や広告のコンテンツを制作しているのでしょうか?
冨樫 情報を一方的に発信するのではなく、読者とのエンゲージメントを高めるコンテンツづくりを心掛けています。具体的には、年齢や性別といった属性だけにとらわれず、読者の志向や課題感に合わせた表現を吟味することが大切だと考えています。
『Tech Insider 』なら、読者が実際のビジネスシーンで「どんな働き方をしているのか?」という姿を思い描きながら表現方法を考えますし、『ギズモード』の場合は、比較的若く、リテラシーの高い読者が多いので、つねに「未来の視点」を持ちながら、読者に「わかっているね」と思ってもらえるようなコンテンツづくりを心掛けています。
こうした姿勢が評価されているおかげか、当社が制作した広告コンテンツは、広告主様のオウンドメディアなどで二次使用されるケースが非常に多いですね。
企業の広報部門では作れないような企画やコンテンツを仕上げられることが、広告主様から重宝がられるようです。
株式会社ITコミュニケーションズ 第一ビジネスユニット 兼 マーケティングユニット 部長 BtoBマーケティング一筋10年。セールス兼マーケティング部の長として、営業組織とマーケティング部を統括。外資系ITクライアントで培ったフルファネルマーケティングのノウハウを活かし、様々な業界への支援を展開。特にBtoB領域におけるマーケティング支援では、戦略策定から、認知拡大、リード獲得、イベント企画・運営、メール・コンテンツマーケティングにおける制作、インサイドセールス支援、MA/CRMツールの活用等、幅広く対応している。
松岡 個人的にも、メディアジーンの編集コンテンツや広告コンテンツは非常にクオリティが高いと感じます。とくに『ギズモード』で視聴できる動画コンテンツは、作り込み方がとても秀逸ですね。
吉村 今後はどのような広告メニューを提供していく予定ですか?
冨樫 台湾のTNLとグループ企業となったことで、オーディエンスをアジアにまで広げることが可能になりました。今後は、日本の広告主様のコンテンツを多言語で国外に向けて発信することにも積極的に取り組んでいきたいですね。
特にAI、ESG、スタートアップといったテーマはグループ全体でも注力していて、すでに、台湾側が企画したESGに関する特集の日本版を制作するなど、編集コンテンツ、広告コンテンツの枠を超えてコラボレーションを進めていきます。
松岡 国内経済の成長が期待できない中、アジアでの事業拡大に活路を見出そうとしている広告主様はかなりいらっしゃいます。そうしたお客さまにとっては、願ってもない認知拡大の機会が提供できるかもしれませんね。
吉村 最後に、メディアとしてITCをはじめとする広告代理店に期待することがあれば教えてください。
冨樫 広告主様のニーズを最前線で感じ取っているのは、広告代理店の皆さんです。そのニーズをもっと共有して、よりよい広告商品を一緒に創り上げていきたいですね。
広告メニューにとらわれることなく、コンテンツ制作、読者、取材ネットワークなどのメディアのアセットを活かして広告主様の課題を解決できるソリューションをカスタマイズできますので、ぜひ何なりとご相談ください。
吉村 とても頼もしいですね。本日はありがとうございました。