2025年は、動画コンテンツをさらに充実させる
合同会社デフサン 代表兼CEO 大学卒業後、東洋経済新報社へ入社。法人営業部門、新規事業開発のチームリーダーを経てコーポレートコミュニケーション部長に。局次長兼メディア(広告)営業部長を6年間務めた後、マネジメントソリューションズへ転職、ブランドマーケティング部長に就任。メディアの世界で、広告を提案営業する側と宣伝広告を出す側の両方を経験。現在は独立し、多くのビジネスメディアの広告事業を支援している。
吉村 『Japan Innovation Review』は、2025年にどのような取り組みを行っていく予定ですか?
瀬木 動画コンテンツをよりいっそう充実させていきたいと思っています。2024年に大企業の変革に特化したオンライン映像メディア『Japan Innovation Review TV』を本格始動しましたが、おかげさまで、読者からも広告主様からも大変な反響をいただいています。
まずは、編集コンテンツとしての動画を充実させ、視聴者を増やすことで、広告用の動画もご提案していきたいと思っています。
福井 動画コンテンツを視聴していただくには、無料会員登録のほかに、動画ごとの視聴登録が必要です。より詳しい属性情報が取得できるので、リード獲得にも役立ちます。
セミナーと違い、動画は潜在顧客の掘り起こしにも適しています。たまたま視聴した動画が、「こんな課題もあるのか?」という気づきをもたらしてくれるからです。
株式会社ITコミュニケーションズ 第一ビジネスユニット 兼 マーケティングユニット 部長 BtoBマーケティング一筋10年。セールス兼マーケティング部の長として、営業組織とマーケティング部を統括。外資系ITクライアントで培ったフルファネルマーケティングのノウハウを活かし、様々な業界への支援を展開。特にBtoB領域におけるマーケティング支援では、戦略策定から、認知拡大、リード獲得、イベント企画・運営、メール・コンテンツマーケティングにおける制作、インサイドセールス支援、MA/CRMツールの活用等、幅広く対応している。
松岡 当社にも、動画による広告コンテンツを配信したいという広告主様からのご要望が数多く寄せられています。ただ、セミナーでの講演とは異なり、シナリオづくりや撮影といった手間がかかるので、ためらうお客さまも少なくないようです。
福井 たしかに手間はかかりますが、セミナーに比べると「伝える」効果は抜群です。通常、コンテンツを最初から最後まで見る視聴完了率は、セミナーだとせいぜい20~30%ですが、『Japan Innovation Review TV』で配信する広告動画は95%以上。つまりほとんどの視聴者が、離脱せずに最後まで見てくださるのです。
また、先ほど広告動画はリード獲得に役立つというお話をしましたが、企業名や商品サービス名の認知度を上げるためにも有効です。リード獲得とブランディングという2つの効果が期待できるので、ぜひご検討いただけたらと思います。
吉村 メディアとして、ITCをはじめとする広告代理店に期待することは何でしょうか?
福井 ITCのお客さまは、IT系の広告主様が中心だそうですが、『Japan Innovation Review』もスポンサーの9割以上はIT系のお客さまです。非常に親和性が高く、お互いにウィンウィンの関係が構築できるのではないかと思います。
われわれは、読者に関心を持たれるテーマを熟知していますし、ITCは広告主様が訴えたいことをよく知っておられるので、互いの強みを生かし、効果の高い広告コンテンツを一緒に創り上げていきたいと思っています。
瀬木 これからの広告コンテンツは、コンテキスト(文脈)をいかに伝えるかがますます重要になると思います。編集としては、コンテキストを感じていただけるように広告主様の意図をしっかりと汲み取り、1つひとつのコンテンツを丁寧に作り込んでいきます。
2025年は、動画やセミナーなどのコンテンツをよりいっそう充実させていきますので、ぜひご期待ください。
吉村 とても楽しみですね。本日はありがとうございました。