2025年から4つの新サービスを開始
いま獲得すべきリードの抽出や、商談タイミングの察知が行える
株式会社ITコミュニケーションズ 執行役員 ビジネスデザイン本部 本部長 BtoBマーケティング一筋10年。セールス兼マーケティング部の長として、営業組織とマーケティング部を統括。外資系ITクライアントで培ったフルファネルマーケティングのノウハウを活かし、様々な業界への支援を展開。特にBtoB領域におけるマーケティング支援では、戦略策定から、認知拡大、リード獲得、イベント企画・運営、メール・コンテンツマーケティングにおける制作、インサイドセールス支援、MA/CRMツールの活用等、幅広く対応している。
松岡 ところで、アイティメディアは2025年から、新たに4つの広告サービスを開始したとうかがっています。どのようなサービスでしょうか?
中林 一部はそれ以前より開始しているものもありますが「TechLIVE」「メディアアライアンス」「ITmedia BRAND STUDIO」「Campaign Central」の4つが注力サービスになります。
まず「TechLIVE」ですが、これはリードジェンを提供価値とした動画サービスです。従来のテキスト記事やホワイトペーパーに加え、動画コンテンツによってテクノロジーの現場を映像でわかりやすく深掘りし、より多くのリード獲得が期待できるサービスです。
次に「メディアアライアンス」。こちらはアライアンス(連携)という名前のとおり、当社以外のメディアとの連携によって、マーケティング活動の支援をするものです。
すでに金融、物流、建設、食品、医薬などのさまざまな業界メディアや、九州、上越、中国などの地方メディアとパートナーシップを組んでおり、デジタルイベントの共催などを行っています。今後、タイアップ広告やリードジェンでもアライアンスを強化していく方針です。
松岡 特定の業界や地域をターゲットとする施策で大きな訴求効果が期待できそうですね。「ITmedia BRAND STUDIO」とは、どんなサービスですか?
中林 企業が発行するホワイトペーパーやオウンドメディアなどのコンテンツ制作を支援するサービスです。当社の専門性や編集ノウハウを投入し、信頼されるコンテンツを制作・配信します。
また、「Campaign Central」は、広告、リードジェン、デジタルイベントの各施策における成果のデータを統合し、会員情報に紐づけて管理する仕組みです。従来、各施策のデータ管理はバラバラでしたが、これらを1つに統合することで、より解像度高くいま獲得すべきリードの抽出や、商談タイミングの察知が行えるようになります。

「Campaign Central」管理画面(クリックで拡大)
この仕組みを使えば、広告主様が提示する属性条件に基づいたリードだけでなく、購買可能性が高いリードを能動的に提供できます。その結果、マーケティングROIの最大化を図れるのが、このサービスの大きな特徴です。
さらに現在、広告主様に提供し、接点が生まれたリードのデータを戻してもらう機能も開発中です。戻していただいたデータと、当社に蓄積されている会員データを組み合わせれば、時間経過に伴うリードの購買意欲の変化を、より精緻に把握できると考えています。
吉村 ありがとうございます。アイティメディアには約190万人の会員がいるそうですが、その会員データを活用しながら広告主様のマーケティングROIの最大化に貢献できるのが、大きな強みだと言えそうですね。
最後になりますが、広告主の皆さまにひと言メッセージをお願いします。
多田 われわれアイティメディアは、情報発信を通じて日本企業の課題解決に貢献しており、広告主の皆さまは、製品やソリューションの提供によって貢献しています。その意味で、私たちは単なる取引相手ではなく、同じ志を持っているパートナーであるとも言えます。
当社は「メディアの革新を通じて情報革命を実現し、社会に貢献する」という経営理念を掲げています。これからも広告主様によりよい情報発信の場を提供することで、この理念を実現していきたいと思っています。ぜひ、ご期待ください。