イベント開催のトラブルを回避するための3ポイント
イベントにて起こるトラブルのほとんどは会期前に予防することができます。下記3ポイントをイベント準備のタイミングで整理できていると万が一のトラブル発生時にも対処することができるようになります。
➀綿密な計画と足を使った準備
当たり前な話になりますが、イベントの会期中にいかに予定通り進められるかは綿密な計画と事前準備により左右されます。イベントを企画するところから始まり、会場選定、備品の準備、参加者の役割やプログラムのスケジュリング、関係者向けマニュアルや台本作成などが事前準備において軸になる内容になります。軸になる内容でも会場と機材選定はトラブルが起きやすいポイントNO.1です。意外と見落としがちなポイントになっており、規模に限らず事前の会場視察を行うべきです。当日Webで見るよりも狭いや照明が思っていたよりも暗い、必要な機材がなかったなど、平面図上や仕様上は問題なくても会場を訪れてみると意外と、という体験をしたことはないでしょうか。
➁社内外のコミュニケーション徹底
続いてコミュニケーションですが、イベント担当者がすべてを理解しておくだけでなく、関係者も同じ目線、認識である必要があります。また、関係者との認識を合わせには社内だけでなく、会場全体の装飾、撮影など外部とのコミュニケーションが発生する場合も含まれます。
コミュニケーションを円滑に進めるうえで、関係者が閲覧・更新する1つのマニュアルを作成するとよいでしょう。必要な展示品、パソコン、ノベルティ、パネル、スライド等の到着予定日はいつ、誰が手配をするのか、搬入申請書など期限はいつで誰が対応するのか、複数の人間を跨がないといけない項目も出てくるはずです。
上記以外にも多岐にわたる準備事項を、共通のマニュアルを作成・更新して、定期的な場ですり合わせを通して認識を合わせないと、当日「知らなかった」で現場が混乱することはよくあるミスの一つです。
③柔軟な対応力
ここまで、事前準備とそれを関係者が同じく理解しておくことがトラブルの予防になると伝えてきましたが、どんなに事前準備が行われていてもどうしても防げない不可抗力的トラブルはあります。例えば、天災によって材料が届かず予定していた造作が間に合わないようなトラブルを指しています。
起こりうる被害から対処できることと、できないラインを理解し、代替案を用意するのか予算状況と合わせた計画も用意することで被害を最小限に抑えましょう。