事例

国外にて成果がでたLinkedIn広告施策の国内展開における実施事例

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今回の記事は、蓄電、発電に必要な二次電池や機器の製造を事業として行う製造会社様が過去国外において実績がでたLinkedInのドキュメント広告を国内において展開した際の施策事例を紹介した内容になります。ドキュメント広告はWP(ホワイトペーパー)や調査データなどをフックにリードを獲得する施策となっております。国外で実績が出たドキュメント広告が国内では実際どのような成果を生み出すことができたのか、その成果をまとめました。 

実施までの背景 

蓄電、発電に必要な二次電池や機器の製造を事業として行う製造会社様より、LinkedIn広告メニューであるドキュメント広告出稿支援に関するご相談をいただきました。

お客様は海外市場での同様の施策にてCV獲得効率が高い成果を挙げた実績がありました。まだ、国内での実践経験がなかったため、ご担当者様より出稿に必要な準備をITCに依頼し、国内においても同様の成果が見込めるのか把握されることを目指しました。

LinkedInとは

ビジネス利用者をターゲットにしたソーシャルメディア 

まず、LinkedInの大きな特徴としては、登録しているメンバーの多くがビジネス目的としており、利用者の大半は所属企業、役職、これまでのキャリアといった内容を設定し公開しているため、BtoBターゲティングには向いているビジネス層向けのソーシャルメディアです。 

グラフィカル ユーザー インターフェイス

自動的に生成された説明

ドキュメント広告の特長 

ドキュメント広告の特長 

高いエンゲージメント: 広告を通じて提供される資料の内容を事前に確認できることで、閲覧者のダウンロードへの意欲が自然と高まる要素を持っています。

簡易なユーザー登録:ユーザーはLinkedInに登録済みの個人情報を自動入力できるため、登録プロセスのハードル下げることができ、途中離脱を防ぐ効果があります。 

ABM戦略としての利用:事前に定義された企業リストに基づき、ターゲット企業のみに広告が配信されるため、アカウントベースマーケティング(ABM)の一環としても極めて効果的です。このアプローチにより、特定のニーズを持つ企業に直接リーチし、マーケティングの精度を高めることができます。

テキスト

自動的に生成された説明 

実施までの流れ

事前準備 

今回の事例では、以下の2点を事前にクライアント側でご用意いただき、LinkedIn出稿の手筈を整えました。 

1.お客様が訴求したいターゲットのリスト 

まず、お客様には、目的にて明記しましたターゲットとなるリストをハウスリストもしくは、顧客になりうる企業リストを合わせてご準備いただきます。 

2.ドキュメント広告に紐づける資料 

ドキュメント広告の目的は資料のダウンロードになるため、過去制作した資料を準備。※訴求ターゲット向けのコンテンツがない場合は別途、このタイミングで制作します。 

LinkedInのドキュメント広告出稿までの手順

お客様のターゲット企業リストを元に、弊社にてLinkedIn内の登録企業と照合し、該当する対象リストをLinkedin内で改めて作成いたします。 

■対象リストを作成する流れ
作成する上で、本施策のターゲット企業リスト以外に該当しそうな業種、また、企業リスト内に記載されているコンタクトの職種にも目を向け、LinkedInで業種だけでなく、職種についても条件を絞り、対象リストを整備しました。 

職種にも目を向けた要因として、対象を絞ることでリードの単価を上げる恐れがありますが、獲得したリードの対象が該当する企業であっても商談に繋がらないということになれば、その分のテレコール、商談セットのリソースが無駄になる恐れがあり、事前に排除できる対象があるのであれば、純粋な施策のROIを考える上でも必要な作業であると考えております。 

実施した結果とファインディング 

本事例での実践の成果としては以下のような形になりました。 

結果

コンバージョン率(CV率): 約2.2% 
リード単価: 約4万円 

今回実施した、ドキュメント広告では、リード単価は高めの成果となりました。ただし、抽出ターゲットに向けて行った施策であったことからクリック、リードともに単価は高く出る想定ではありました。 仮説の段階でありますが、ドキュメント広告の特長であるダウンロードする資料を事前に確認できるため、ダウンロードしたユーザーは比較的、商材・サービスに興味がある層であり、かつターゲットとなる企業リストの関係者であることを考えると、妥当な結果となったと考えております。 

そのため、LinkedIn独自の会員に向けて業種や職種、役職をカスタマイズし、リードの量よりも質を追求される方向けの広告施策だと考えています。また、ドキュメント広告の特長としてABM戦略を取り入れられるため、ニッチな商材や単価が高い製品をプロモーションするための広告メニューとして活用できます。

ぜひ、新しいメディア戦略を考えている方は、試してください。ITCなら、初めての広告メニューでも対応可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

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