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Web広告

Web広告の専門用語を「野球」に例えて解説したら?

本当にわかりやすくなるのか、という挑戦

MARKETER'S NOTE

「この広告はCTRが低いですね」
「このCTRだとCPC換算したときに費用対効果が悪いですね」
「フリークエンシーかけて、無駄なIMPを制限して、CTRが向上するか様子見ますか?」

私がこの業界に関わって間もない頃は、
こんなWeb広告特有の会話に面食らったものです。
いま思うとやっぱりわかる人にしかわからない会話になってしまうなと。

ですがこの業界に関わる以上使うシーンはどうあれ、
よく使われる用語の意味はしっかりと理解しておきたいところです。

というわけで今回はWeb広告用語解説をします......と言いたいところですが、
これらの専門用語はすでにいろいろなWebサイトに公開されているので、
普通に解説するだけであれば、わざわざ当社で取り上げなくても良い内容です。

今回は当社が考える「勘どころ」も含めて必須の専門用語をやさしく解説してみたいと思います。
そのチャレンジとしてWeb広告の専門用語を野球に例えてみました。

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Impression

■ Impression〔インプレッション〕(IMP〔インプ〕と略すことも):広告表示回数
  広告が表示される回数のこと。

IMPの「多い」「少ない」はメディアに訪問しているユーザー属性(興味など)と
表示したい広告の内容に関連性があるかないか、などの要素に影響を受けます。

IMPは、野球で言うと「バッターボックスに立つ回数:打席数」です。
野球でもバントが必要な時にホームランバッターを代打で送らないですし、
一発が欲しいときにバント職人を送らないのと少し似ています(と思っています)。
能力に偏りがあるバッターよりも万能なバッターの方が打席数は多くなります。

Click

■ Click〔クリック〕:広告クリック数
  広告をユーザーがクリックした回数のこと。

Clickが多い広告というのは、その広告の遷移先ランディングページに
多くのユーザーを運び込むことになります。
つまり、Clickが多い広告というのは、そのプロモーションに大きく寄与した広告と言えるでしょう。

Clickは、野球で言うと「ヒットを打った回数:安打数」です。
イチロー、青木宣親、最近では山田哲人など、とにかくヒット数が多くチームでも頼もしい存在です。
得点を挙げるためには、欠かせない要素のひとつです。

CTR

■ CTR〔シーティーアール〕:クリック率
  広告が表示された回数に対して、実際にクリックされた数の割合

CTRが高い広告というのは、よくクリックされるという意味では
ターゲットと広告の訴求メッセージがマッチしているということになります。

CTRは、野球で言うと「打席数に対してヒットを打つ確率:打率」です。
打率が高いバッターほど、期待されますので試合に起用される頻度も多く、
一般的に名選手と言われる人は総体的に打率の成績が良い場合が多いです。

CPC

■ CPC〔シーピーシー〕:クリック単価
  Cost Per Click の略で、1Clickあたりの費用をいいます。

ターゲットや配信方法などによっても費用はばらつき(数十円~数千円)がありますが、
配信にかけた費用に対して、どの程度の効率でクリック(サイト誘導など)が発生したかを見るための指標の一つです。

野球で言うと、ヒット1本あたりの給料という訳ですから、選手のコストパフォーマンスとも言えるでしょう。
あまり一般的な指標として取り上げられたりはしませんが、
以下のサイトで紹介もされていますので、興味のある方はご覧ください。
1安打単価が最も安かった&高かった選手は? 2015年"お買い得"ランキング

用語が意味する事象

少々脱線しましたが、これらWeb広告の専門用語が意味するところは、
単なる略語としての理解だけではなく、
広告のパフォーマンスを判断する上でしっかりと理解しておきたいところです。

例えば、CTRが高い・低いは何を基準にするのか?
これを野球の打率に置き換えて考えてみましょう。

一般的に、打率が著しく低い打者はそもそも試合に起用されない、ということはあります。
そして、打率が高い打者はクリーンナップと言われる打線の中軸を担い、頼りになる存在となります。

ですが「打率」というデータをもう少し細かく見ると
「右投げ投手からの打率」と「左投げ投手からの打率」が違ったり、
ランナーが「いる時」と「いない時」の打率が違ったりと、同じ打率という指標であっても
相手やシチュエーションによって良し悪しの判断基準も違ってきます。

全体を平均すると人並の打率でも、対「左投手の打率が高い」選手の場合は、

  • 相手が左投手の場合 → 試合に起用する
  • 相手が右投手の場合 → 試合に起用されないかも

ということになります。

このように考えると「打率」というものを一つの視点だけ判断すると
その選手の本来の可能性を見誤ってしまうこともある、ということです。


では、ここでWeb広告に話を戻しましょう。
CTRの高い、低いも似たようなことが言えます。

ある広告のCTRのデータを見た場合、一般的な数値だったとしても、
男女別にセグメントして見てみると「女性からは極めて高いCTR」になっていたり、
デバイス(PC or スマホ)別に見てみると、「PCからは極めて低いCTR」だったり
することもあります。

Web広告の専門用語は、単に覚えるための用語ではなく
用語が意味する「事象を解釈して判断する」ことが重要という訳です。

いかがでしたでしょうか。
野球に例えたことで一人でも多くの方が理解を深めて頂ければ幸いですが...
逆にわかりにくくなった、もしくは他のスポーツでも例えてみて欲しい、などご意見がありましたら
お気軽にお問合せくださいますようお願いします。

そして、これからもチャレンジは続けたいと思います。

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