ITコミュニケーションズとB2Bマーケティングが共同実態調査レポートを公開。上流工程で浸透し時短が進む一方、専門性や独自性の担保には「社内知見」や「自社データ」といった人による補完が不可欠に。
株式会社ITコミュニケーションズ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:加藤 浩志)は、B2Bマーケティング株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役:堀首 裕芳)と共同で、BtoB企業の広報・マーケティング・営業企画業務に携わる担当者500名を対象とした「コンテンツ制作における生成AIの“活用深度”に関する実態調査2026」を2026年4月に実施し、調査レポートを公開いたしました。
生成AIが実務に浸透する一方、現場では業務効率のみならず「正確性・専門性・独自性」の確保が課題となっています。本調査は生成AI活用の実態を通して、より効果的で生産性の高いマーケティング活動に向けたヒントや、人が担うべき領域を明らかにしています。
回答者の基本属性(従業員数・業種・職務領域)
関与したコンテンツ制作の対象
関与したコンテンツ制作における生成AI活用の位置づけ
各工程における生成AI活用の位置づけと「作業時間」の変化
生成AI活用による各コンテンツの「質」に対する評価
生成AIを利用した際に感じた問題意識
コンテンツの独自性・専門性・信頼性の向上に役立った情報源
関与したコンテンツにおける一次情報の確保状況
一次情報をコンテンツ制作に活用する際の課題
生成AIで代替しづらい要素
Q:あなたが直近で関与したコンテンツ制作の各工程において、生成AIをどのような位置づけで利用しましたか?

コンテンツ制作の各工程における生成AIの活用状況を見ると、情報収集・リサーチでは59.8%、企画立案では60.2%が中心的または補助的に活用していることが分かりました。また、原稿作成・編集やデザイン工程においても一定程度の活用が見られる一方で、コーディングや効果測定などの工程では相対的に活用割合が低い傾向にあります。このように、生成AIは特に情報収集や企画立案といった上流工程において活用が進んでおり、壁打ちやたたき台作成といった用途を中心に浸透していることが明らかになりました。
Q:生成AIの活用により、コンテンツ制作における各工程の「作業時間」の変化は?

生成AIの活用によるコンテンツ制作の各工程における「作業時間」の変化を見ると、すべての工程において「短縮した(大幅・やや・わずか)」と回答した割合が8割を超えていることが分かりました。特に、情報収集・リサーチや企画立案といった上流工程では短縮の実感が高く、効率化が先行して進んでいる傾向が見られます。
一方で、原稿作成・編集やデザイン、コーディング、校正・レビュー、効果測定といった工程においても一定の短縮効果は確認されるものの、工程によっては「変化なし」や「増加」といった回答も一定割合存在しており、すべての業務が一律に効率化されているわけではないことも示唆されます。
Q:あなたが関与したコンテンツ制作において【独自性・専門性・信頼性の向上に役立った】と感じる情報源をすべてお選びください。

コンテンツ制作において「独自性・専門性・信頼性の向上に役立った」と感じる情報源を尋ねたところ、「社内の専門家による知見・ノウハウ(42.0%)」が最多となりました。 続いて、「自社独自のデータ・調査結果(34.2%)」が上位に挙がり、企業内に蓄積された知見や一次情報が重要な役割を果たしていることが明らかになりました。 一方で、「生成AIによるアウトプット」は24.7%にとどまり、独自性や専門性の観点では補完的な位置づけにあることがうかがえます。
本レポートでは上記項目のほか、以下のような観点についても実態を明らかにしています。
生成AIを導入したことによる、アウトプットの「品質」に対する満足度
専門性や独自性、情報の信頼性を高めるために寄与した情報リソース
制作した各コンテンツにおける、一次情報の収集および反映状況
一次情報をコンテンツ制作の工程へ組み込む際に直面する実務上の障壁
本件に関するお問い合わせ先
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