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動画広告の効果測定に使える4つの指標

近年、動画を使ったプロモーションや動画広告など、

「"動画" を効果的に活用してプロモーションを考えたい」
「"動画" を使った広告を試してみたい」

というご相談を頂く機会が大変増えました。

その中でも多くのケースが動画広告を実施した場合
「どうやって効果を測ればよいのか?」
さらに突っ込んで議論をしていくと、
「何をもって "効果" と言えばよいのか?」
という話題になったりもします。

今回は、この動画広告の効果測定における代表的な指標をご紹介します。

視聴率(完全視聴率)

これは言葉としても聞き馴染みのあるものですから、わかりやすいです。
配信されたユーザーに対して、どれだけのユーザーが広告を見たか?(視聴したか?)という指標になります。

YoutubeのTrueViewに代表される動画広告のように配信後、
5秒後にスキップできる場合とスキップできない場合では、この視聴率が大きく違ってきます。
この視聴率の高い、低いをどのように解釈するのかは広告やプロモーションの目的にもよりますが、
少なくとも動画を "最後まで見てくれた" という指標となる「完全視聴率」は動画広告において、
もっともメジャーな指標の一つでしょう。

視聴率の高い動画の傾向については、以前にも紹介していますのでご参照ください。
Google TrueViewで視聴率が高い動画広告ってどんなもの?

ブランドリフト調査

調査対象の母集団として、「動画広告に "接触した人"」と「動画広告に "接触していない人"」に分けて
アンケートなどの調査を実施し、その結果をそれぞれで比較した際、
動画広告がブランドに対する認知向上に貢献したかどうかという指標です。

サーチリフト調査

調査対象の母集団として、「動画広告に "接触した人"」と「動画広告に "接触していない人"」で
"社名" や "商品・サービス名" などの検索ボリュームの増減を比較し、
動画広告がその後の検索行動(ブランドへの興味)に反映したかどうかという指標です。

コンバージョン

一般的なWeb広告においてもっともメジャーな指標と言えるでしょう。
ただし動画広告の場合、"直接" コンバージョンよりも "間接" コンバージョンの方が多い傾向にあります。


動画広告についての成果指標は、まだ試行錯誤の段階と言えると思いますが、
ただ単に試すのではなく、ゆるやかであっても仮説に基づく指標を明確にした上で試すことをお勧めします。